毎年様々な流星群が訪れますが、
10月にはりゅう座の頭部付近から放射される流星群「10月りゅう座流星群」があります。

お勧めの観測時間や位置を知って、2015年は大切な人と流星群を眺めながら過ごす。
なんて、ロマンチックな過ごし方は如何でしょうか?

りゅう座流星群とは

【動画】りゅう座流星群

りゅう座は、伝説の生き物「竜」が北の空に大きく横たわるような形をしている星座です。
星が小さく四角形に並んでいる所が竜の頭部分で、長い胴体を折り曲げるようにして、
こぐま座とおおぐま座の間に尻尾を伸ばした形をしています。

ギリシャ神話で、大神ゼウスと女神ヘラの大切な
「黄金のりんご」を守る役割をしていましたが、
ある日うっかりと寝てしまいリンゴをヘラクレスに奪われて、討たれてしまいます。

死後、長年黄金のリンゴを守っていきた事を認められて天の星座に上げられたと伝えられています。

そんなりゅう座を輻射点(多数の流星が四方に飛び出すように見える天球状の放射点)と
しているのが、10月上旬に活発になる「10月りゅう座流星群」です。

10月りゅう座流星群の特徴

10月りゅう座流星群の流れ星はゆっくりとフワッとした独特な飛び方をするのが特徴です。

活動期間は10月5日から10月13日の間とされ、
極大日(流星群の活動期間中でもっとも多くの流星が現われる日)は
8日か9日となる年が多いです。

りゅう座流星群は若い流星群(1933年が最初)である為に、
流星の元とのなるチリの分布が少なく、
母彗星が回帰した(地球に近づいた)時にだけ活動する為です。

ですので、母彗星が回帰しない年では、流星が極端に少なくなります。
逆に母彗星が回帰する年にタイミングが合うと、
流星が大量に発生する「気まぐれな流星群」です。

過去の歴史から、13年ごとに流星が大量に発生する「大出現」が起こっていますので、
大出現の間隔は13年に一度と言われています。

見える方向や時間は?

輻射点(放射点)はりゅう座の頭付近にあります。
10月頃ですと夕方にはりゅう座は高度が高くなり、
時間と共に高度が下がってきますので、一番良い時間帯は「夕方」と云う事になります。

また、見える方向は、それ程考えなくても良いですが、輻射点のある方向を見たいのならば、
北西から北の方角に注目されると良いでしょう。

流星の見え方や数は?

10月りゅう座流星群の元になるチリは、
地球に秒速20キロの速さで飛んできます。

この早さは流星としては、かなり遅い速度なので、
ゆっくりとした速度で流れて行きます。
ゆっくりとした遅い速度と言っても、
流星は一瞬で消えてしまう事には変わりがありません。

流星の明るさは暗い物が多いので、
空が十分に暗い場所でないと見られません。

通常の年は非常に流星の数が少なく、
1時間当たり最大で数個しか見る事が出来ません。
酷い年になると出現しない事もあります。
しかし、母彗星である「ジャコビニ・ジンナー彗星」が回帰する年は出現数が飛躍的に多くなります。

2015年の10月りゅう座流星群は?

今年(2015年)の10月りゅう座流星群は、
極大日が2015年10月9日の15時ごろと言われています。
残念ながら、一番良く見れる時間帯は日中の時間帯に当たりましたが、
4時間後には日も暮れて観測が可能になります。

流星を観測する上で、月の明るさも関係しますが、今年は月齢26.1(三日月:旧歴日では「有明月」)と云う事で、
月の光は全く影響しません。

総合的に見て、2015年のりゅう座流星群の観察条件はまずまず良い方だとの事です。
とは言え、今年は母彗星であるジャコビニ・ジンナー彗星の回帰年ではありませんので、
出現数は多くないと考えられます。

おそらく1時間当たりに最大でも「3個程度」に留まるのではないかと予想されています。

流星を待っている間は他の星座の観測をしてみましょう(*^^*)

まとめ

2015-10-06c-2

秋の夜長に、夜空で繰り広げられる天体ショーを眺めていると、時間の流れも忘れて見入ってしまいます。

普段の時間に追われるような生活から離れて、
ゆったりとした時間の流れに身を置くと、ストレスも解消されていくように感じられます。

折角、自然豊かな国に生まれ生活しているのですから、
時には自然からの贈り物に目を向けるのも素敵な時間の過ごし方ではないでしょうか?