家でガーデニングやプランター栽培をしていると、
その成長を楽しんだり、収穫の時期を心待ちにしたりして、長期にわたって充実した時間を過ごすことができます。

しかし、野菜やハーブなど、食べ物を育てていると、気になるのは農薬や肥料の影響。
できれば、化学的なものは使いたくありませんよね。

今回は、身近にあるもので作れる、アミノ酸たっぷりの液肥作り方をご紹介します。

アミノ酸液肥とは?

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アミノ酸肥料とは、有機物、つまり植物や動物などの自然のものから作られた肥料で、
「ボカシ肥料」とも呼ばれ、有機肥料を微生物によって発酵させ、
原型が崩れて「ボカされた」ようになるため、ボカシ肥料という名前がついたそうです。

有機肥料が元になるため、化学肥料のように、
使えばダイレクトに植物に栄養を与えられるが土壌が悪くなってしまうという心配がありません。

そのため、有機栽培などでオーガニックな家庭菜園を目指している人の間では、大変メジャーな肥料なのです。

このボカシ肥料は、固形の状態で園芸店などでも取り扱っているのですが、
実はこれは、液肥状のものを自宅でも作ることができるのです。

しかも、家にある不要なものを使って作るので、とってもエコロジー。

自宅で使用するなら、固形よりも液肥の方が使いやすいという意見もあります。
そんな自家製アミノ酸液肥の作り方を、簡単にできる方法を選んで、いくつか次項でご紹介します。

自家製アミノ酸液肥(1)魚のアラで作る方法

まずは、家庭では捨てるしかないような、生ごみから液肥を作る方法です。

使用するのは、生ごみの中でも特に、魚のアラの部分。
釣りが好きな人などは、丸のままの魚を自分で捌いて、
生のアラがたくさん出て処分に困ってしまう、ということもあるのではないでしょうか。

方法としては、生の魚のアラに同じ重さの黒砂糖をまぶして、
タッパーや密閉できるバケツなどに入れて、7〜10日放置するだけです。

そうすると、アラのタンパク質が発酵分解され、徐々にアミノ酸豊富な水が出てきます。
この液体を肥料として使えるわけです。

発酵中はかなり匂いがきついので、室内で行わない方が良いです。
畑の片隅などで、周囲のお宅の迷惑にならないように作りましょう。

この魚の肥料は、魚料理をしたけれど生ごみの日が遠いとか、
不意に人から魚を貰ってごみの処理に困ってしまう時に作ると便利ですね。

自家製アミノ酸液肥(2)米のとぎ汁で作る方法

魚をあまり食べないご家庭や、においが気になって生ごみ液肥を作れない環境の人でも、
毎日食べるお米のとぎ汁からも液肥を作れるのです。

作り方は、米のとぎ汁8:牛乳2の割合で混ぜ、ペットボトルに入れて
蓋をきっちり締めて、暖かいところで1〜2週間発酵させて出来上がりです。

混ぜたばかりの時は白く濁っていた液体が、時間が経つにつれて、
段々と分離して、半透明の液体と白い固形に分かれてきます。

この、液体部分を液肥として使用します。
固形の部分は、漉し取って捨ててしまって構いません。

このお米のとぎ汁液肥なら、臭いはしませんので、室内で発酵させても気になることはありません。
また、米のとぎ汁をそのまま下水に流したり庭に撒いたりすると、
環境に悪いと言われているので、少しでも地球に優しい状態にしたいものですね。

まとめ

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以上、家庭から出る不要なものから作るアミノ酸液肥の作り方でした。
こんなに簡単に、植物に嬉しい液肥が作れるなんて、驚きですよね。

このアミノ酸液肥は、野菜、特に葉もの野菜に重要な成分である窒素が豊富に含まれます。
もともと、このアミノ酸は、窒素と酸素、炭素、水素から出来ている
有機化合物ですから窒素系の肥料に最適なのです。

また、これらのアミノ酸液肥を使う時は、
500〜1000倍に水で薄めて植物に散布するようにして下さい。
そうしないと、濃すぎて逆に植物にとって悪影響になってしまいます。

もしもこれから自宅で家庭菜園を始めようとしているなら、
簡単に使える化学肥料も良いですが、
自宅でいらないものを使って作ったアミノ酸液肥で、エコな野菜作りをしてみませんか。

アミノ酸液肥は市販でも取り扱いがあるようです。

お手頃なので手作りが面倒だという方は、こちらを利用するといいですね。