ノロウイルスは食中毒を引き起こすウイルスとして有名ですが
その治療薬は存在せず回復には普通は対処療法を施しながら
身体自身の回復力に頼る他ありません。

しかし、乳酸菌の薬であるビオフェルミンを服用すると
ノロウイルスによる症状が早く回復するという話が広がっています。
これは実はある程度は事実のようです。

ノロウイルスとはどんな病気?

2015-10-27b-1

ノロウイルスによる胃腸炎は正確には感染性胃腸炎、
ノロウイルス食中毒などと呼ばれています。

ノロウイルスは人間の糞便や吐瀉物や汚染された川、貝、
それらに触れた人間の調理した食物などから感染し、
人間の腸管の中で繁殖するため、胃痛や嘔吐、下痢などの症状を引き起こします。

この症状について厚生省のホームページでは健康な人は軽症で回復するとしています。
つまり本来人間の身体はノロウイルスを克服する力を持っているという事です。
更にノロウイルスでの死亡は吐瀉物を喉に詰まらせるお年寄りや子供が危ない
という事にも言及し、注意喚起しています。

更にノロウイルスには有効なワクチンが無い事、対処療法で症状を緩和するしかないとの事です。

ビオフェルミンとはどんな薬?

ビオフェルミンは乳酸菌を腸内に送り込み、
定着させる為の薬で、腸内環境を整える事で健康な身体を作るという事を目的としています。
これだけ聞くとヨーグルトなどとどう違うのか分かりませんが、
ビオフェルミンは医薬品として正式に認可された薬であり、
きちんとした効能を保証されています。

また、ヨーグルトなどの乳酸菌は
元々人の腸内に棲んでいる人由来の乳酸菌ではない物がほとんどですが、
ビオフェルミンの乳酸菌は人由来の、元々人の腸内に棲んでいる乳酸菌なので、
定着しやすいとされているのです。

ビオフェルミンをどういう人が服用するのか?というと、
高齢者や乳幼児、不規則な生活の働き盛りの人が対象であると公式ではされています。
身体の状態が安定しない時期の整腸を行うのに適した薬という訳です。
実際に服用している人にも評判が良いようです。


更にビオフェルミンは薬なのにおいしいという事で子供に人気があるようです。

ビオフェルミンはノロウイルスに効くのか?

これはメーカー側は公式には肯定はしていません。
飲むのは良いけどまずお医者さんに行ってくださいという風に公式ページに書かれています。

ある意味当然の話ですね。

ただ、多くの人が病院でノロウイルスと診断されると、
高確率でビオフェルミンを処方されると言っているのです。


実際ノロウイルスには治療薬が存在しないので、
体内の免疫機能を強化するのが一番の重要事項となります。

元々、ウイルスや菌を排除する役割が腸内細菌にあるのですが、
善玉細菌が減って悪玉細菌が蔓延しているとこの機能が上手く働きません。
その為、腸内環境を急ぎ強化する薬としてビオフェルミンを使うのだと思われます。
ただ、ノロウイルスに対処する為にかなり多めに飲まないと効かないという事が言われているようです。


ビオフェルミンは薬と言っても乳酸菌なので副作用はありません。
多めに飲んでも大丈夫なので、こういうやり方もあるのだと思います。

愛されるビオフェルミン

ビオフェルミンを単純な整腸薬というよりも心の友としている人も見受けられます。
子供の頃、おじいちゃんおばあちゃんから貰って飲んでいた人も多く見受けられました。
なぜか受験の前にビオフェルミンを飲むと良いという人もいるようです。
腸の状態が精神も左右するという事なのでその辺りを期待しての事なのかもしれません。


ビオフェルミンがというよりも、
腸の状態が身体全体の健康を大きく左右するという事は、確かにあるようです。

なぜなら、腸は栄養の吸収、不純物の廃棄、
ウイルスや菌の排除などを行っていますが、それらの多くは腸内細菌が担っています。

つまり腸内細菌が善玉菌に偏るか、悪玉菌に偏るかによって、
健康であるかそうでないかが決まるという事です。
また、この腸内の健康は肥満にも関係していて、腸内できちんと栄養素が分解出来ないと
不純物として脂肪と一緒に貯めこむ事になってしまい、肥満になりやすくなるという事があるからです。

腸内の健康はとても大事な事なので、ビオフェルミンを服用するのは
別にノロウイルスになったからという訳ではなく、
普段の生活の中で行う方がノロウイルスが体内に入っても
少々なら発症すらしない頑強な身体を作る事が出来るという事に繋がるのです。