秋になると、イネブタクサ花粉症に悩まされている方も多いですね。
花粉症の原因となっているブタクサ。
実物を見たことありますか?
じつはブタクサって、同じアレルギーをもつキリンソウとよく似ているんですよ。

また、古くから日本に生息している身近な植物も、実は花粉アレルギーの原因となっているんです。

タンポポの花粉症ってあるの?

花粉症といえば、春はスギヒノキ、秋はブタクサイネといったところでしょうか?

ところが…


タンポポの花粉症もあるのです。

タンポポと言えば、日本中、学校の校庭や公園、どこにでも咲いているイメージがありますね。
タンポポの花粉症は、春から秋にかけて、発症します。

このタンポポ、日本固有の種はカントウタンポポといって、春だけ咲きますが、
それと同じくらい、春から秋にかけて咲き続けているタンポポもあります。

日本のどこでも見かけるタンポポのほとんどは、セイヨウタンポポだそうです。
そして、タンポポ花粉症の原因となっているタンポポも、このセイヨウタンポポだといわれています。

ところが、このタンポポの花粉は、スギやヒノキのように風に乗って飛びません。

スギやヒノキをはじめとした花粉症の原因となっている植物は
風媒花といって、風で花粉を飛ばして受粉させる植物なのですが、
タンポポは虫媒花といって、虫によって受粉します。

その為、タンポポの花粉が風に乗って飛散して花粉症に…という事にはなりません。
普通に日常生活をしている範囲では、タンポポが花粉症の原因になることはめったにありません。

しかし、子供が、「わぁータンポポだー!摘もうー!」といってタンポポをたくさん摘んでいたり、
あるいは庭先に大量のタンポポが咲き乱れ、四六時中タンポポの花粉を吸うような環境だと、
タンポポが花粉症の原因になるという事もあり得ます。

そんなセイヨウタンポポは春から秋という長い時期、咲いています。
そして、タンポポの花粉症もこの季節に発病します。

「何のアレルギーかわからないけど、症状が出てる」とお悩みの方、
もし、かしたらそのアレルギーは、タンポポの花粉症かもしれませんよ?

秋の花粉症の原因となる植物は何があるの?

秋の花粉症の原因の植物は、いろいろありますね。
その中でも有名なのが、カモガヤムギイネアシススキ…といったイネ科の植物です。

イネ科の植物の花粉症の特徴は、年に二回のピークがあり、5〜6月8〜9月です。
また、8月〜10月にかけてはブタクサヨモギカナムグラが花粉症のピークを迎えます。

種類が多いですね。

さて、秋の花粉症の原因の一つとしてあげられているブタクサなのですが、
よく、キリンソウと間違えられます。

キリンソウは、別名セイタカアワダチソウともいわれています。
この二つの植物、とてもよく似ていて区別がつきにくいのです。

似ているのは姿だけではありません。

両方とも黄色い花をつける点や、河原や道端などに生えている点など、
似ている点は多いようです。

けれど、このキリンソウは花粉症の原因とはなりにくい植物です。
なぜなら、風に乗って飛散しないからです。

区別がつきにくいくらい似ているのに、片方は花粉症の原因となり、
もう片方は原因になりにくいなんて、ちょっと不思議な感じですね。

また、秋の花粉症の原因の一つとして名前が挙げられているのが、イネ科のススキです。

ススキは、イネ科の中でもとても生命力が強くて頑丈です。
日本に古来からあり、日本人にとってはとてもなじみの深い植物ですね。

背も高く、土手や河原などのやせた土地にも群生しているので、見たことがある人も多いかと思います。

このススキの花粉症は、これといった大きな特徴はありませんが、発症してしまうと、
他のイネ科植物の花粉症も併発する可能性が高く、注意が必要です。

日本人になじみの深いススキですが、イネ花粉症の人から見ると、かなり厄介な植物なのかもしれませんね。

ブタクサとヨモギの違いや見分けるポイントは「葉っぱの裏」

ブタクサとヨモギの一番大きな違いは、葉っぱの裏が白いかどうかなのです。
実はブタクサ、実物を見た方はお分かりかもしれませんが、ヨモギとよく似ているのです。

特に葉っぱの形は、ちょっと見ただけでは区別がつかない位よく似ています。
見分け方わかりますか?

このブタクサとヨモギは、両方ともキク科の植物です。
開花時期も両方とも8〜10月で、葉っぱだけではなく開花時期も同じなのです。

また、葉っぱの形だけではなく、見た目の高さも同じくらいで、なかなか区別がつきません。
この二種類、一番わかりやすい違いは葉っぱの裏なのです。

葉っぱの裏側が白くなっているものがヨモギで、そうでないのがブタクサです。
ヨモギの葉の裏には白っぽい繊維質があり、これがお灸の原料となります。
また、ヨモギの葉は少し揉むと香りがしますが、ブタクサにはそれがありません。

さらに、ヨモギやブタクサを抜いてみると、ヨモギの根は横へとても長い根があるのに対して、
ブタクサは、太い根が下へと延びて、そこから細い根がたくさん生えています。

いくつか、区別の方法を上げてみましたが、
一番わかりやすいものは、葉の裏の色をチェックすることですね。

もしも、ヨモギとブタクサの区別がつかなくなったら、そっと葉の裏側を見てみてください。
白っぽかったらそれはヨモギです。

ブタクサ花粉の予防法は、「花粉を吸わないこと!」「免疫力!」

ブタクサの花粉症の予防法は、この二つに尽きます。

  • 花粉を吸わないこと
  • バランスの良い食生活をして、免疫力をつける
  • 花粉を吸わないこと

スギやヒノキといった、ブタクサ以外の花粉症もそうなのですが、
まずは、対象となる植物の花粉がアレルギー症状の原因となるわけですから、その花粉を吸わないことが一番です。

例えば、眼鏡マスク花粉をガードしたり、部屋の中に花粉を入れない等の心がけは大切です。
特にブタクサの場合は、スギやヒノキの花粉よりも小さいので、スギやヒノキの花粉シーズンよりも注意が必要です。

そして日頃からバランスの良い食生活をして、
花粉を吸ってもアレルギー症状が出にくい身体を作ってゆくのも大切です。


ビタミン全般は、花粉症のアレルギーには効果があるようですね。

ビタミンB6は体の免疫効果を高める効果があり、少なくなるとアレルギー症状が出やすくなります。
ビタミンA,C,Eには抗酸化作用があり、活性酸素を抑え、鼻や眼の粘膜の炎症を和らげるといわれています。

また、ミネラルの鉛は、免疫機能を高めます。
ビタミンは水に溶ける性質がありますので、食べ物で摂るよりもサプリメントで摂る方が体に吸収されやすいです。

また、花粉症に効果的なお茶もあります。

こちらは緑茶なのですが、普通の緑茶ではなく田七人参という和漢の王様も含まれています。

もともと緑茶のカテキンムズムズに効果があると言われており、
上に書いたビタミンも豊富に含まれています。
そこに花粉症にいい栄養分を含む田七人参も入っているので効果が期待できます。

これなら普段のお茶と置き換えるだけでいいので、簡単にムズムズから解放されますね(*^^*)

ブタクサ花粉症に効果的な市販薬はあるの?

花粉症の症状が出ると、市販薬のお世話になる方も多いと思います。
その中でも、特にブタクサに効く市販薬はあるのでしょうか?

「花粉症のアレルギー薬なんて、どれも同じでしょう?」
確かにそうかもしれませんね。

けれど、ブタクサの花粉症は、目や鼻の症状も出ますが、それ以上にに関する症状が多いのです。
ここでは、市販されている花粉症のアレルギー薬の中から、特に喉に効果的なものをご紹介します。

コンタックせき止めST

この薬は、咳とたんの出る症状に効きます。
効き目が長く、一日2回の服用で済みます。
さらに眠くなる副作用も抑えてあるので、一番お勧めです。

なお、この薬は、15歳未満の方は服用できません。

アネトン咳止めZ錠

咳とたんの症状に良く効きます。
アレルギー症状だけでなく、風邪による喉の痛みにも効果があります。

液剤錠剤顆粒とさまざまな種類が出ているので、飲みやすいものを選べます。
市販薬は、ほかにもいろいろありますので、実際にお買い求めの時には薬剤師さんと相談することをお勧めします。

また、市販薬でも効果がない時には、かかりつけのお医者さんに診て貰って、
お薬を処方してもらいましょう。

ブタクサの花粉症、対処方法は他の花粉症と同じなの?

花粉によってアレルギー反応が出るのが花粉症です。
花粉の種類こそ違いますが、対処方法は他の花粉症とほとんど一緒です。

まず、原因となるブタクサの花粉を吸わないように心がけます。
マスクや眼鏡で花粉をガードしたり、洗濯物を室内で干したりといったものです。

また、ブタクサに限らず秋の花粉症の植物全般に言えることですが、
秋の花粉症の植物は全体的に背が低く、花粉が飛んだとしてもせいぜい足元や身体の辺りです。

スギやヒノキ花粉のように高い木の上から花粉を振りまくようなことはありませんが、
ブタクサが生えている山や田んぼや畑に出歩くことは控えた方が良いですね。
近寄らないことが一番の対処方法です。

また、秋の花粉症の怖いところは、花粉症を持っている人の一部に、
特定の新鮮な果物や野菜を食べると、唇や口、喉にイガイガする症状が出る人がいます。

これは口腔アレルギー症候群といいます。
これは、花粉のアレルゲンと果物のアレルゲンの構造がよく似ていることが原因で起こります。

果物のアレルゲンが入ってくると、身体が花粉のアレルゲンと勘違いして
アレルギー反応をしてしまうという仕組みです。

花粉症の症状をお持ちの方は、果物のアレルギーがないか、確認しておくことも大切です。

まとめ

  • タンポポの花粉アレルギーもヒノキや杉の花粉によるアレルギーほどではないけれども存在する
  • 秋の花粉症の原因となる植物には、カモガヤ、ムギ、イネ、アシ、ススキ、ブタクサ、ヨモギなどがある
  • ブタクサとヨモギはよく似ているけれど、葉っぱの裏の色が白いのがヨモギ
  • ブタクサ花粉の予防には「花粉を吸わないこと」「免疫力」が大切
  • ブタクサ花粉症は、主に喉に強い症状が出るので、市販薬は喉の効果があるものがよい
  • ブタクサ花粉の対処法は、「花粉を吸わない」ことと「アレルゲンとなる植物に近づかない」

一口に「秋の花粉症」といっても、植物の種類はたくさんありますね。

中には、よく似た植物もあって区別がつかなかったり、
よく似ているのに片方が花粉症の原因とならなかったり、植物が多い分だけ、ちょっとややこしく感じました。

それでも、予防方法や対処方法やスギ花粉やヒノキ花粉と同じ、花粉を吸わないことが重要です。
出かけるときにはマスクや眼鏡をしっかりして、秋の花粉の季節を頑張って乗り切りましょう。