夏場に多く、環境によっては冬でも耳にする脱水症状
脱水症状による害はたくさんありますが、中でも「膀胱炎になりやすくなる」というものがあります。

今回は、脱水症状と膀胱炎の関係、そして脱水症状のサインとしての味覚の変化などについてお伝えします。

脱水症状とは?

人は、日常的に水分を摂取しても、汗や尿として水分を排出し続けます。
そのため、絶えず水分補給をする必要がありますが、
何らかの原因により水分の供給が少なくなったり、排出が多くなると脱水症状になります。

脱水症状とは、文字通り体内の水分や電解質が不足して起こる様々な症状を指します。
細胞内の水分と細胞外の水分や電解質のバランスが崩れると、
身体が正常に働かなくなるため様々な不調を呈するようになるのです。

初期の脱水症状は、喉の渇きや吐き気、食欲不振、頭痛やふらつきなどが起こります。
この状態をさらに放置してしまうと症状はもっと重くなり、嘔吐、意識障害、痙攣などが起こります。

これをこのまま放っておくと、死に至ることもあります。
ですから、夏場や飲酒後など、水分の排出が多くなる時は、
それを補えるように十分な水分補給をするべきなのです。

脱水症状のせいで膀胱炎になる理由

軽度の脱水症状は自覚が無いことが多いですが、例え軽度だとしても、
これが続くと膀胱炎になりやすいということをご存知でしょうか。

その理由は、単純に尿の量が少なくなるからです。

尿道はとてもデリケートな器官の上、肛門が近いという理由で
常に感染のリスクに晒されていますが、健康な人ならまず膀胱炎にはなりません。
それは、尿道付近に細菌が付いても、こまめに尿によって洗い流されるためです。

でも、脱水症状になるとまず尿の量が減りますから、
尿道付近の細菌もそのまま居座り続けることになります。
そのせいで尿道が炎症を起こし、膀胱炎になってしまうという理屈です。

膀胱炎は何科に行くべき?

尿道が短いことや身体が冷えやすいこと、
そして月経時に不衛生になりやすいことなどが原因となり、膀胱炎は男性よりも女性に多くなる傾向があります。

でも、病院で診てもらいたくても、
男性が多そうな泌尿器科はちょっと抵抗があるという人もいるかもしれません。

ですが、ご安心ください。
膀胱炎は内科で治療してもらえますし、女性の場合は婦人科でもOKです。

膀胱炎かどうかの診断は尿検査のみでできますし、
治療も投薬のみで済むことがほとんどですから、
一度病院に行ってしまえばあまり時間をかけずに完治させることができます。

薬は膀胱内の細菌を殺すための抗生物質が出されます。
もし病院に行く暇が無いという人の場合…

市販薬なら腎仙散という漢方系のお薬。
そしてCMなどでも見かけるボーコレンなどがあります。

でも、やはり一番効くのは病院の抗生物質なので、症状が軽くても病院に行った方が安心ですよ。

脱水症状時の味覚の変化

ところで、脱水症状になると味覚がおかしくなるという話を聞いたことがありませんか?
どうやら、脱水症状の時は塩分に対しての味覚が鈍り、甘くないものまで甘く感じることがあるらしいのです。


↑このように、ただの水まで甘く感じるようになることもあるそうです。

脱水症状の時に味覚障害が起こる理由は、ただ塩分を欲しているなどの理由ではなく、
舌の細胞が水分不足になって正しく働かなくなっていることが原因なのだとか。


この味覚の変化は実は大事なサインで、
いつもと違う味がすることから脱水症状に気付いたという人がかなりいるようです。

ですから、「何だか味覚が変だな?」と思ったら、
ちゃんと水分を摂ったかどうかを思い出してみて、摂っていないようならすぐにお水を飲みましょう。

こちらの記事でも脱水症状について詳しく説明しています。

脱水症状予防のためには

ここでは膀胱炎味覚障害など脱水症状から来る、
比較的小さな影響についてお伝えしましたが、もっとひどくなると命の危険に晒されることになります。

ですから、脱水症状になりやすい体質の人、
なりやすい環境で働いている人などは飲みたくなくても意識して水分を摂るようにして下さい。
現在は熱中症による事故が増えているため、水を飲むことを禁止されることはまず無いはずです。

また、トイレに行きたくなるのを避けるために水分を減らしている人もいるようですが、これは危険です。

脱水症状だけではなく膀胱炎も招くことになるので、
トイレの回数が増えることを恥ずかしがらずに、水をちゃんと飲みましょう。

できれば、マイボトルを持ち歩いて常に水分を摂れるようにしておくことをおすすめします。

恥や忙しさよりも健康第一です。
こまめな水分補給を欠かさないようにして下さいね。