夏に心配な脱水症状ですが、指先がしびれたり様々な症状が起こります。
脱水と言ったら水分と塩分というイメージですが、
意外にナトリウムと対になるカリウムというミネラルの不足も脱水の原因になるのです。
ここでは脱水症状の原因や症状、予防方法、
おすすめ製品などについてご紹介しますので、脱水の予防にお役立てください。
カリウムが不足すると脱水症状になる!
カリウムは塩分を排出するミネラルとして知られていますよね。
むくみ改善や高血圧などに効果があるミネラルとして美容や健康に用いられています。
また、腎臓疾患の人が控えなければならないミネラルとしても知られていますよね。
そんなカリウムはナトリウムと対となり協力し合って働いています。
カリウムは神経や筋肉に欠かせないミネラルでもあります。
カリウムの深刻な欠乏では足の筋肉が動かなくなってしまうということも。
カリウムの不足は脱水の原因になりますのでカリウム不足には注意する必要があります。
カリウムはどんなものから摂取できる?
カリウムは、野菜や果物、豆類に豊富に含まれています。
野菜ではパセリやアボカド、ほうれん草などに多く、
果物ではレーズン、干し柿、プルーン、バナナ、メロン、キウイなどに多く含まれています。
また、豆類では大豆やきな粉、小豆、納豆などにカリウムが豊富に含まれています。
これらの食品からカリウムを摂取できます。
飲み物では、トマトジュースや抹茶などにも多く含まれています。
指先のしびれはミネラル不足から
脱水症状でなぜ手や足の指のしびれが起きるのかというと、
体内のミネラルが不足しているからです。
脳の電気信号が正常に行われず、神経伝達に異常を来してしびれが出てしまうんですね。
脱水の症状は他にもあるので、しびれがないからと言って脱水でないと安心はできませんし、
逆にしびれが出たからと言って一概に脱水だとは言えません。
しびれは血流障害や脳梗塞や脳出血などの可能性もあるのです。
ミネラルや水分を補給してもしびれが改善しない場合は脱水以外の原因を疑う必要があるでしょう。
脱水症状で心停止の恐れも…!
脱水でしびれ以外に起こる症状は、食欲不振、筋力低下、吐き気、
不安感、不整脈、無関心、そして最悪の場合心停止などにもなることがあります。
こちらの記事でも脱水症状について詳しく説明しています。
脱水症状の時に摂取すると良いサプリはコレ
脱水の時に摂取するのにおすすめの製品に、ミドリ安全「塩熱サプリ」という製品があります。
塩分だけでなくカリウムも補給できるサプリメントで、噛んですぐに電解質を補給できます。
噛んで飲めますが、水分も一緒に摂取してください。
日頃から喉の乾きに気をつけよう
カリウムは嘔吐や下痢によって不足しやすくなりますので、
嘔吐や下痢が起こったら水分とカリウムなど電解質の補給を心がけましょう。
それから下剤や利尿剤の乱用は控えましょう。
喉が渇いたと感じる前に水分と電解質の補給を心がけましょう。
喉が渇いたと感じた時にはすでに脱水症状になっているといわれています。
水分は一度にたくさん飲んでもあまり吸収されず、むしろ水毒となって体に悪い影響を与えてしまいます。
体を冷やさない常温~暖かい水分を、コップ一杯くらい定期的に飲むように心がけましょう。
朝起きて一杯、食事の時に一杯、食事と食事の間に一杯、運動や入浴の前後にも一杯など、
喉が渇いたと感じることがないようにこまめに水分補給しましょう。
また、ただ水だけを飲んでも血中のナトリウム濃度が下がってしまい、
脱水になってしまいやすいです。
塩分やカリウムなどの電解質も一緒に摂取することをおすすめします。
まとめ
- 脱水症状は、電解質と水分不足が原因
- カリウムは、野菜や果物、豆類に豊富
- 指先のしびれは脱水症状のサインの可能性もある
- カリウムは嘔吐や下痢によって不足しやすい
- 喉が渇く前に水分補給
- 水だけを飲んでもダメで、電解質と水分をセットで補給する
脱水症状を起こしてしまわないためには、
カリウムやナトリウムなどの電解質と水分をこまめに補給することが大切なんですね。
ポイントは、「喉が渇いた」と感じる前にこまめに補給すること。
今年の夏も無事に乗り切れるように、脱水の予防に役立ててください。