格闘技を行う多くの選手が『水抜き』という方法で減量をしています。
しかし、この方法にはメリットが多い反面、
それなりのリスクを負わなければいけないという条件があります。
今回は、減量とサウナを使った水抜きについてご説明していきたいと思います。
身体を壊さないためにも正しいやり方で行いましょう。

減量とダイエットの違い

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格闘技の試合の減量と一般的なダイエットは、
体重を減らすという目的は同じですが減らし方などが全く異なるのです。
まず、格闘技の減量には計量日というものがあり、
絶対にこの日までに体重を減らさなければいけません。
この計量には二段階あり、それに合わせて『ナチュラル体重の減量』と
『階級のリミットに持っていく軽量直前の減量』を行います。
一つ目のナチュラル体重の減量は、試合をする時の体重になりますので、
一般的なダイエットと同様に体脂肪を減らして身体を引き締めていきます。
この時は、食事制限を行わずにトレーニングによって消費カロリーを増やして体重を落としていきます。
そして、二つ目の軽量直前の減量が『過酷な減量』と言われていて、
食事制限と水抜きを行って一時的に体重を落とします。
この減量が成功し、計量をパスできると今度は体重を一気に戻さなければいけません。
これが、一般的なダイエットと大きく違う点になります。
格闘技では出来るだけ重い方が試合の時に有利になるので、
選手は試合までの間に水と食事で26以上も体重を増やすと言われています。

水抜きとは?

水抜きは、軽量直前の減量の際に選手が良く行う減量方法で、
汗を出して体内の水分を抜いていくという方法になります。
この水抜きをすることでリミット体重まで一気に体重を落とすことができます。
やり方はその選手によって異なりますが、サウナスーツを着て走ることで汗を流したり、
ストーブを焚いた暑い部屋で汗を掻いたり、半身浴や岩盤浴を利用したりと様々です。
水抜きは長くても1週間と短期間しか行わないため、
食事を抑えるストレスがほとんどなく一時的に水分を抜くだけなので、
計量後に水分や食事を摂取するだけで体重を簡単に戻すことができるというメリットがあります。
しかし、水分を抜く作業がとても辛いというデメリットもあり、
やり方を間違えると試合時のコンディションまで崩してしまうという危険性もあります。

サウナを使った水抜き

汗を掻くのに一番手っ取り早いのがサウナではないでしょうか。
実際に、サウナに数時間入るだけで2㎏程度なら簡単に落とせると言われています。
サウナを使った水抜きのやり方は、サウナに15分、
普通のお風呂に30分というのを交互に繰り返して行います。
絶対に無理をせず、休憩室で横になったり体調を見ながら、体力の回復を待ってから行ってください。
サウナを使った水抜きには他の方法と違って、サウナに入ることによって
様々な効果を得られるというメリットがあります。
サウナに入ると酸素の摂取量が増え疲労を回復したり、
高温の空気が全身の皮膚を刺激することでストレスを解消したり、
鎮静作用で安眠を得たりなど減量以外にも選手にとって良い効果がたくさんあります。

サウナがある施設がなかったり、行けない場合は
半身浴しながら、こういったケープを着用すればサウナ効果を得られますよ♪

まとめ

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格闘技の選手が試合前に行う減量に、サウナを使った水抜きという方法があるということで、
減量と水抜きについて詳しく説明してきました。
数ある減量方法の中でメリットが多い水抜きですが、
安易に行うのではなくリスクをきちんと理解したうえで行うものだということが分かりました。
しかし、この水抜きは身体にとって大事な水分を無理矢理抜いていく
という危険な方法で、脱水症状で死亡する例が少なくないため、
命がけの減量法とも言われています。
体重ばかりに目を向けがちですが、自分の体の変化や体調を良く見ながら慎重に行う必要があります。
また、水抜きは一時的な減量法なので一般の人がダイエットとして行うのはやめた方が良いと思います。