私を含め、シミに悩んでいる方多いのではないでしょうか。
でもシミのケアをしすぎて白斑になるという危険性を考慮している人はどの程度いるでしょうか。
私も本当につい最近まで白斑が何なのかは全く考えたことがありませんでした。
この記事では、そんな白斑の生じる仕組みと特に胸の白斑への対処法について書きたいと思います。
白斑とは?
白斑とは色素を生成しているメラノサイトという細胞が消失、
またはその活動ができなくなることによって起こる症状です。
色素が生成できなくなるので、部分的に不自然に白くなります。
その境目はかなり目立つもので、言葉で表現するとシミの逆バージョンみたいなものでしょうか。
メラノサイトの不活性の原因はいまだはっきりと知られていないのですが考えられる原因としては2つあります。
1つは免疫細胞のアンバランスです。
免疫異常を発生させるうえで重要な働きをするヘルパーT細胞には、Th1とTh2の2種類あります。
Th1の数が多くなると抗体を産生し、様々な組織がメラノサイトを攻撃します。
Th2の働きが強くなりすぎるとアレルギー反応を引き起こしてしまいます。
ですから、Th1と2の両方の細胞のバランスを取ることが重要になるのです。
この免疫細胞のバランスは、自律神経のバランスが深くかかわっていると言われています。
自律神経を整えるためには、規則正しい生活をし、身体に今何をすべきなのかを知らせることが重要になります。
例えば、朝日は身体が活動的になる合図になる一方で
夜の強い光は、身体が活動的になる合図にもなるので身体を混乱させてしまうのです。
2つ目の原因はメラニンを生成する材料の異常です。
メラニンはチロシンというアミノ酸と酵素チロシナーゼが化学反応を起こして生成されます。
当然このチロシンやチロシナーゼが身体の中で十分に存在していないと
メラニンの生成に異常が生じる確率が高くなります。
つまり、バランスの悪い食生活は、白斑の原因となるわけです。
チョコ食べる→乳首に違和感と微痛→白斑→後悔→断チョコ→落ち着く→お腹空く→チョコ→乳首に違和感←イマココ
— あかこ (@aka0113ko) March 1, 2017
その他にも特定の美白化粧品の中には、
その効果からメラノサイトを不活性にしていしまう毒素が入っていたことがありました。
日々美白化粧品は、開発されていますので顔などに使用する前にパッチテストを行いましょう。
キズパワーパッドが効果的?
当然ながら、白斑が胸にできることもあります。
授乳中ですと、赤ちゃんがその皮膚を吸うことになりますので激痛が生じることが知られています。
しかも、治っては繰り返すようです。
https://twitter.com/yuzuko1119/status/834181132694327296
https://twitter.com/dosanko117/status/831437268220928000
これはメラニンが本来肌を守る役割を担っていることからも頷けます。
白髪はふわふわしていますが、健康な黒髪はハリがあり、白髪よりも丈夫ですよね。
肌を守るメラノサイトの不活性により、肌が弱くなってしまうのです。
ひどい場合ですと、皮膚が切れてしまったりするそうです。
そんなときにおすすめなのがキズパワーパットです。
ハイドロコロイド粒子という、皮膚にぴったりとくっつくポリマーが
傷口から出てくる粘液などを吸収し保護してくれます。
かさぶたができるのを待って傷を治す従来の方法ですと
新しい皮膚がかさぶたの下にもぐることになります。
とってもかゆいですよね。
モイストヒーリングだと、乾かないので体液の中を細胞が自由に動けるので
すばやく綺麗な皮膚が生成されることになります。
また、痛みの原因である炎症を抑えることができ、
毎日授乳するお母さまがたには、ぴったりなのです。
また、ただ傷を癒すだけの自然治癒力を使った方法ですので、
お子さんへの影響もないと考えられます。
(直接なめたりしても大丈夫という意味ではなく、母乳に影響する薬品が入っていないと考えられるという意味です)
お肌のトラブルについてはこちらの記事もご参考に!
ユキノシタが効果的!
授乳などにおける、白斑の痛みを和らげる方法としては、昔からユキノシタという植物の葉の部分が使われてきました。
色々な使用方法があると思いますが、一番簡単な方法を紹介します。
凍らせたユキノシタを体温でなじませながら裏側を乳頭に貼る。
人によっては、白斑がユキノシタのおかげで取れたという人もいるようですよ。
一方で気になることがあります。
ユキノシタにはアンブチンというメラニン色素の合成を阻害する成分が含まれています。
合成されたアンブチンが白斑の原因となるとも言われていますので、
植物を直接肌に貼り付ける以外の使用法は避けた方がいいでしょう。
まとめ
白斑ができた肌は弱くなるということで思っていたよりも怖い症状でした。
今発売されているメラノサイトを分解するような成分が入っている化粧品などの使い過ぎなどでも白斑が生じるような気がしますね。
シミ対策・除去を試みる際には注意が必要ですね!