冷え性になるといつでも指先が冷たくて辛かったり
他の人が平気なクーラーで凍えたりしますよね。
そんな冷え性には温かい飲み物やアルコール等が良いように思えますが実はそうでもないのです。
例えばワインは種類によって良い物と悪い物があり、ウーロン茶はOK、コーヒーはダメという感じです。
その違いは何でしょう?
冷え性とは
まず、冷え性に対する認識を確認しておきましょう。
冷え性とは具体的にどんな症状なのでしょうか?
体温が低い人?寒がりな人?
実は体温が低い人ではなく、寒がりな人というのが正解です。
冷え性とは平均的な人よりもより強く寒さを感じる人の事を言うのです。
冷え性は一般的に男性よりも女性に多いと言われています。
その原因となっている一番の物は、生理によって血液の循環不全が起きやすいという所にあるようです。
また、平均的に女性は男性よりも筋肉の量が少なく、筋肉による発熱量が少ないという事もあります。
つまり冷え性とは、体質やその時の体調によって他の人よりも強く寒さを感じてしまう症状の事なのです。
冷え性の人は冬寒いだけでなく、夏のクーラーによる弊害もより強く受けてしまいます。
体を冷やす飲み物
体を温めるなら温かい飲み物を飲めば温まるはずと思うのが普通ですが、
実は単に温かいだけの飲み物では体は一時的にしか温まらず、それどころか下手をすると
更に体が冷えてしまう結果になる場合があります。
そういった体を冷やしてしまう飲み物を陰性の飲み物と言います。
陰性の飲み物の特徴としては、青、白、黒といった冷たさを感じさせる色合いの物、
また、南方が原産である物といった部分に共通性があるとされています。
具体的には、白ワイン、コーヒー、牛乳などは体を冷やす飲み物です。
アルコールは体を熱くするので体を温める飲み物と思う人もいるかもしれませんが、
冷やしたビールやお酒などはやはり体を冷やしますし、アルコールは一時的に
血管を拡張しますが、その後は逆に血管が縮小するので事によっては冷え性が更に悪化する場合もあります。
冷え性の人はお酒を飲む時は温めて飲み、更に飲み過ぎない事が大切なのです。
体を温める飲み物
冷え性に良い、体を温める飲み物は陽性の飲み物になります。
色合いが暖色の物、北方が原産である物に多いようです。
例えば白ワインは体を冷やすとしましたが、赤ワインは体を温めるとされています。
お茶も緑茶は体を冷やし、ウーロン茶や紅茶は体を温めます。
これはその成分にも関わっていて、鉄分やタンパク質を多く含んでいる物がより体を温めるとされています。
【冷え性の方必見!体を温める飲み物5選】ホットミルクじゃない!! 本当に体があたたまる飲み物はコレ。①ウーロン茶②赤ワイン③紅茶④黒豆茶⑤ほうじ茶 (ココアも多少は体を温める効果があるそう) #冷え性 pic.twitter.com/8ZP4syV3m4
— キレイのはじめかた♪ (@kirei_start) August 27, 2015
ホットミルクとかいかにもあったかそうなのに却って体を冷やしてしまうというのは驚きです。
また、海外では昔から体を温める為に冬場はホットワインなどが飲まれていました。
ホットワインは元々、ヨーロッパで飲まれている、母親が子供に風邪予防に飲ませる甘酒のような飲み物です。また、シナモンやカリウムが含まれているので冷え性や風邪予防、快眠に効果があります。 pic.twitter.com/AjVqWW4aXd
— 外語祭 フランス語科 語劇 2016 (@La_quisine_2015) August 2, 2015
あまり日本ではホットワインは飲まれませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。
ちょっとだけ楽をしましょう
冷え性の人は自分は冷え性だから仕方ないと思ってしまっている事があるのではないでしょうか。
他の人が薄着をしているのに一人だけ厚着をするのは恥ずかしいとか、
指先が辛いけど洗い物をしなくちゃいけないから我慢するとか、
そういう頑張りをしていませんか。
辛い事が好きならば別に構いませんが、そうでないなら、ちょっとだけ楽をしても良いのです。
あなたの周りの人はあなたに苦しい思いをさせて嬉しく思うような人でしょうか?
そうでないなら「私ちょっと寒がりなんだ」と、上着を着たり、
炊事の時に手袋を使ったりしても誰も気にしたりしません。
そういうちょっとした楽をする癖を付けてみてはどうでしょう。
実は体温が下がると病気に対する抵抗力も下がってしまい、病気になりやすくなってしまうのです。
だからそういったちょっとした楽をする事で、より健康に過ごす事が出来るという訳です。
健康に楽しく過ごすには無理をしないというのはとても大事な事なのです。