時に39度を超える高熱を発症するインフルエンザは、
倦怠感や食欲不振といった全身に渡る症状で有名です。

そんなインフルエンザですが、病院に行かずに自力で治す事は可能なのでしょうか?
可能不可能で言ったら可能ではあります。
日本以外の海外の国々では症状が軽い人は自力で治すのが当たり前となっているのです。

そもそもインフルエンザとはどういう病気?

2015-10-28b-1

インフルエンザとはインフルエンザウイルスによる感染症で、喉や気管支、肺などで
ウイルスが増殖して炎症を起こす事で発症します。
インフルエンザウイルスは感染力が強く、
更に1つのウイルスに抗体を獲得しても次々と変異を繰り返す為、
何度も同じ人がインフルエンザに罹ったりします。

一番多く感染するのは乳幼児ですが、
死亡率は高齢者が高く、肺炎を引き起こす事もあります。
本来健康な人間なら一週間程度の療養で自然回復する病気で、
感染力が強い為その期間は他人に感染させないように外出を控える事が大切です。

予防接種により感染リスクを減らす事が出来るので、死亡率の高い高齢者は
流行時期の1ヶ月以上前にワクチンを摂取する事が推奨されています。

ワクチンの有効期間は1年程なので、毎年摂取する事が必要とされています。
また、インフルエンザに罹った場合タミフルなどの抗インフルエンザ薬を処方する
事で療養期間を短くする事が出来ます。

なぜ海外は抗インフルエンザ薬をあまり使わないのか

実は世界全体のタミフルなどの抗インフルエンザ薬の消費率は日本がダントツトップで
世界の75%程を一国で消費しているとされています。

では、海外ではなぜ抗インフルエンザ薬の使用が一般的ではないのでしょうか?
もちろん保険の問題や病院の普及率などの問題のある国もありますが、
ヨーロッパなどでは日本よりも保険の充実している国もあります。

実は海外では抗インフルエンザ薬はインフルエンザが重症化しやすい乳幼児や老人、
抵抗力の弱い持病を持っている人が使うものだという認識があるからなのです。
1つには、抗インフルエンザ薬をあまり使うとインフルエンザウイルスにその薬に対する
耐性が出来てしまい、いざ重症化した時に使えなくなってしまう
という恐れがあるという共通認識もあるようです。

健康ならば自力で病気は治すものという意識が海外の方が強いという事もあるでしょう。
日本人はあまり仕事を休みたくないという気持ちも強いのかもしれません。
ゆっくり日数を掛けて病気を治すのをもどかしいと感じる人が多いのではないでしょうか。

インフルエンザを自力で治す方法

インフルエンザは健康な人なら安静にしていれば大体1週間で治ると言われています。
しかし、やはりそれにもこじらせずに治すコツがあります。

まず大事なのは自分の自然治癒力を高めておく事です。
インフルエンザでは熱が出ますがこの熱は免疫力を高める為に
身体が自ら行っている事でもあります。

そのため、脳のある頭以外は熱を下げない方が良いという事になります。
しかし、そうなると脱水症状になる不安がありますので水分補給はこまめに行いましょう。
また、汗をかいたまま放置しておくと湿った衣服で体温が下がるので、
着替えもこまめに行う必要があります。

栄養補給は大切ですが、身体はウイルスと戦っていて内臓の消化する力が弱まっている
ので出来るだけ消化の良い物を摂るのが良いでしょう。

すぐに栄養に変換するブドウ糖の甘酒などが一番です。
ブドウ糖の甘酒は飲む点滴と言われている栄養分なのでこういう時にはとても便利です。


実際に自力で治す人も結構いるようです。

薬に耐性を持つウイルスが生まれるまで

タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬であって、
インフルエンザウイルスを殺す薬ではありません。
とは言え、耐性ウイルスが生まれないとは限らないのが薬の難しい所です。

薬を投与続けると、その中から薬に対抗出来る変質したウイルスが誕生し、
やがてそのウイルスだけが生き残り、
更に進化して完全に薬が効かなくなるのが薬に耐性を持つウイルスです。

この薬に耐性を持つウイルスはその性質そのものは変わっている訳ではないので
特に強力なウイルスになったという事はありません。

単純に特定の薬が効かなくなっただけのウイルスなのですが、
インフルエンザに身体が耐えられない状態になっている時に薬によって
その症状を抑える事が出来なくなってしまいます。

その為、病院で処方された通りに薬を飲まないと耐性ウイルスを生み出す原因を作ってしまう可能性があるのです。


その為、抗ウイルスや抗菌の薬を飲む時には、ちゃんと用法を守って飲むようにしてください。