「ケイ素水」というものを知っていますか?
まるで中学や高校の理科の授業に出てきそうな名前ですが、健康や美容に効果があるものとして、今、注目を集めているのです。
このケイ素水には驚くべきパワーがあり、飲んでも良し、肌に付けても良しと、
様々な使い途があることがわかってきました。
今回は、そのケイ素水がどういうものかと、その効果について勉強してみましょう。
ケイ素とはどういうものなの?
まず、ケイ素水そのものがどういったものなのかから知っておきましょう。
何だかわからないままで飲んだり肌に付けたりするのは、やっぱり怖いですからね。
ケイ素は、みんなもよく知っている、シリコンや水晶を構成する元素です。
ケイ素自体は自然界にふんだんに存在し、温泉成分や土中に含まれているためとても身近な物質です。
そのため、乾燥剤のシリカゲルやガラス、シリコンゴムや工業製品などに幅広く利用されています。
また、人体を構成する物質の中にも、ケイ素が含まれます。
主には骨を形成する中に含まれていますが、髪の毛や爪などにも含まれます。
そして、皮膚や爪、髪の毛をなどのコラーゲンの生成にはケイ素を消費するので、
健康のためにも、美容のためにも、不足しないように摂取し続けるべき物質なのです。
水溶性ケイ素と不溶性ケイ素
ケイ素の中にも、人体に吸収しにくいものとしやすいものがあります。
土中に含まれるケイ素は、石英、つまり石の状態で存在するため、
口から体内に入れても、吸収されずに体外に排出されてしまいます。
これが吸収しにくいケイ素、不溶性ケイ素なのですが、残念ながら、
自然界にあるケイ素のほとんどは、この不溶性のものです。
もう一方の、吸収されやすいケイ素は、水溶性ケイ素と呼ばれ、
吸収されにくい不溶性のケイ素を加熱処理などして有害物質を取り除き、
水に溶けて体内に吸収されやすい状態にしたものです。
以前は、ケイ素を水に溶かすことは困難とされていましたが、
近年の研究により、水溶性にすることが可能となりました。
ケイ素水とは、その名の通りケイ素が溶け込んだ水のこと。
その使い方について、次項でご説明します。
こちらの記事でもケイ素水について詳しく説明しています。
ケイ素水の効果
ケイ素には、コラーゲンの生成を助ける役割があるため、美容のためには欠かせない成分です。
ですが、人体で合成されるものではありませんし、
前項で説明したとおり、自然に存在するケイ素は、吸収が困難です。
そのため、美容維持のためには、吸収しやすい水溶性のケイ素を取り入れていく必要があるのです。
そこで利用したいのが、ケイ素水です。
ケイ素水は、別名シリカ水でも知られている水です。
保管は容易ですし、味も普通の水とそう変わりありません。
このシリカ水を意識的に飲むようにすると、皮膚や髪の新陳代謝が促進され、
美肌、美髪効果が見られ、体組織を若々しく保つことができるため、
飲み続けるとアンチエイジング効果が発揮されます。
また、飲むだけではなく、肌に塗布したりすることで、皮膚の殺菌や消炎に働き、
ニキビやアトピーなどの肌トラブルを正常な状態に導きます。
そして、髪に塗ったり吹き付けることで、頭皮の血行が促進され、健康な髪の育成につながるのです。
まとめ
このように、今話題のケイ素水には、美容や健康に役立つ力があるのです。
身近にたくさん存在しているケイ素でも、体内に吸収させるためには
一定の処理をしたものでないと効果が無いことも、知っておくべきことですよね。
また、あまり知られていないですが、
人の身体に無くてはならない物質であるということと、
人体では合成されないことも、この機会に頭に入れておくと、
今後、スキンケアやヘアケアについて考える際に役立ちます。
現在、健康飲料としてのケイ素水は、色々なメーカーから発売されています。
また、水に溶かす前の粉末状で売られていて、使う時に自分で水に溶いて使うタイプもあるのです。
このように、手に入りやすく、使いやすいケイ素水を、美容、健康、アンチエイジングのために生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。