ククイナッツってご存じですか?
ハワイの州木に指定されている木で、
その種や果実から採取したオイルがククイナッツオイルです。
このククイナッツオイルは低刺激な上、様々な肌トラブルに効果のあるオイルです。
このククイナッツオイルで石けんが作れたら、
オイルよりもっとお手軽に、日々のお肌のケアに取り入れることが出来そうですね。
そんなククイナッツオイルと、ククイナッツオイルを使ったハンドメイドの石けんについてご紹介します。
ククイナッツオイルの効能と肌への効果
ククイナッツオイルには、
リノレン酸、オレイン酸、ビタミンE、ビタミンAといった有効成分が含まれています。
その他にも、必須脂肪酸など嬉しい成分が豊富に含まれています。
それらによって、日焼けを防いだり、日焼けした肌の炎症を鎮めたり、
肌の潤いを閉じ込めて、皮膚を柔らかくする効果があります。
また、湿疹や乾癬を軽減する作用がククイナッツオイルには含まれています。
https://twitter.com/18shigure/status/806532434632134656
ククイナッツオイルの効果はなかなかですね。
ククイナッツオイルは、外部の刺激から肌を守る効果もあります。
日焼け止め効果もあり、使い心地がサラサラしている上、
低刺激なので、赤ちゃんの日焼け予防にも使用できるそうです。
ククイナッツオイルと手作り石けん
そんなお肌に優しい効果のあるククイナッツオイルでハンドメイド石けんを作れたら、
毎日のスキンケアでククイナッツオイルを手軽に使えますね。
手作り石けんファンの方の間では、ククイナッツオイルを入れた石けんは人気のようです。
透明感の出るオイルでマーブルにするのならククイナッツオイルでも良かったかも。いまさら遅いので次回。今年の冬はククイナッツオイルの石けんを取り入れる予定。ハワイのククイの木から採れるオイルで、低刺激でベビーオイルとかに向くオイル。
— 渡辺悦子:PASTEL CARRÉ (@pastel_caree_s) October 1, 2016
息子がインフルエンザでお休み^^;
ということは私もしばらく引きこもり〜。
なので息子が寝てる間に石けんを作りました。
お土産でもらったククイナッツオイルやスィートアーモンドオイルを使ったので、ちょっぴりリッチな石けん。フランジュパニとユーカリとハッカ油で香り付けです。— リトルフェイバリット ちあき (@LittleFavorite) February 13, 2015
このように、ハンドメイド石けんファンの方の間では、実際に作っている方もいらっしゃいます。
そこで、ククイナッツオイル入りのハンドメイド石けんのレシピを紹介します。
【材料】
- 精製水
- 235g
- 苛性ソーダ
- 76g
- オリーブオイル
- 150g
- ククイナッツオイル
- 90g
- マカデミアナッツオイル
- 90g
- アボカドオイル
- 90g
- パームオイル
- 90g
- ココナッツオイル
- 90g
【作り方】
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オイルをすべてボールに入れます。
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ビンに苛性ソーダと精製水を入れ苛性ソーダを溶かします。
(苛性ソーダを溶かす入れ物はプラスチック又はガラスの大きめなビンがよいです)
※この時、刺激臭が発生しますので、吸い込まないように注意してください。
換気扇をつけ、お子さんやペットがいない場所で作業をして下さい。 -
苛性ソーダが溶けたら、40度ぐらいになるまで、水で冷やします。
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オイルもボールごと湯煎にかけ40度ぐらいにします。
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苛性ソーダとオリーブオイルの温度が40度ぐらいにそろったら泡だて器でかき混ぜながら
苛性ソーダをオリーブオイルのボールに加えます。そして、20分ほどひたすらかき混ぜます。
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20分たったら、泡だて器をいれたままラップをして放置します。
オイルが分離するので、たまにかき混ぜてください。
-
だいたい1日ぐらいでトレースがでます。
トレースとは泡だて器からしたたる石けん生地で、線のあとが表面に残る状態のことを言います。
トレースが出たら、型に流し込み、蓋をして置いておきます。 -
1週間ぐらいで中身が固まります。
固まったら、型から取り出して、お好みの大きさに切り分けます。
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段ボールなどに並べて、日の当たらない場所で最低でも6週間、熟成させます。
半年くらいおいた方が溶け崩れも少なく、泡立ちも良くなるそうです。
-
100%oオーガニックで肌に優しい石けんが出来上ができあがりです。
レシピ引用元:@美人ブログ
「こんなにオイルがたくさん入っているのに、ククイナッツオイルは、これだけしか入れないの?」。
そう思う方もいるかもしれませんね。
けれど、ククイナッツオイルは、オイル自体がとても柔らかいので、
あまり沢山入れすぎてしまうと使いにくい石けんになってしまいます。
また、ククイナッツオイルは酸化しやすい性質がありますので、
ハンドメイド石けんにはあまり向きません。
ハンドメイド石けんを作る時に、オイルを温めたり長い時間かけて乾燥させなければならないので、
その間にククイナッツオイルが酸化し、劣化してしまうからです。
その劣化を防ぐためになるべく涼しい、オイルに負担がかからない季節に作る事をお勧めします。
なお、オイルは100%ピュアなものを使って下さい。
注意!
材料の中にある苛性ソーダとは、別名「水酸化ナトリウム」といいます。
医学用外劇物で、取り扱いには十分注意が必要です。
薬局等で手に入りますが、置いていない薬局も多いです。
18歳以上であれば買うことが出来ます。
(薬局によっては、身分証明書の提示、捺印等が必要な所もあります)
*苛性ソーダを扱うときは、肌が露出しない服装で、目を保護して作業を行ってください。
直接ふれると、失明ややけどの危険があります。
また、作業中は刺激臭が発生しますので部屋の換気を十分に行って作業して下さい。
お子様やペットが間違えて触ったり口にしないように
作業中の部屋には立ち入れないようにご配慮をお願いします。
特にハンドメイド石けんを初めて作る方、苛性ソーダの扱いに慣れていない方は十分注意して下さい。
また、ハンドメイド石けんを作る時に使うビン、ボール、温度計は専用の道具をご用意下さい。
ハンドメイド石けんのメリットはなんと言っても
100%オーガニックで、安心して使えることです。
ただし石けんを手作りする自体、初心者には敷居が高く苛性ソーダという劇薬を使う上、
完成まで最低6週間かかります。
なお、ククイナッツオイルの石けんは、長持ちしませんので、なるべく早く使い切って下さい。
なかなか難しいものですね( ;´Д`)
他のオイルの効果についてはこちらの記事もご参考に!
ククイナッツオイル石けんの市販品はあるの?
さて、ハンドメイドでククイナッツオイルの石けんを作らなくても、
実際にククイナッツオイルが入った石けんは売っています。
ハワイアンバス&ボディ ククイナッツドリームソープ
- 「ハワイアンバスボディ」、というショップで販売しています。こちらのショップの商品はすべてハンドメイド、無添加で自然由来だそうです。
この石けんは、普段のボディウォッシュやスキンケアに使えます。
低刺激でお肌に優しくてお肌に嬉しい効果が詰まった石けんです。
なお、市販品の石けんもハンドメイドの石けんも共通に言えることなのですが、
ククイナッツオイルは酸化しやすいオイルです。
それは石けんになっても変わりません。
なるべく早く使い切る事をおすすめします。
まとめ
ククイナッツオイル、いかがでしたでしょうか?
肌に低刺激でお肌に良い効果が凝縮されたオイルですね。
そんなククイナッツオイルの石けん、是非とも使ってみたいと思いました。
これからの季節は、紫外線が強い季節で、お肌のケアは欠かせません。
そんなお肌のケアに、是非取り入れてみてはいかがでしょうか?