にんにくは体にいいというイメージを持っている人は多いですよね。
料理の香りづけにももってこいのにんにくですが、実際にどんな風に効くのか知っている人は少ないようです。
にんにくは、健康に役立つと認められた積極的に摂りたい食品。
実は自宅で簡単に栽培できるって知っていましたか?
ニンニク栽培方法や収穫時期、にんにくの美容・健康効果などをまとめました。
にんにくは疲労回復や生活習慣病予防に効果あり
食欲をそそるにんにくの香り、たまりませんよね。
にんにくを切ったり潰したりすると独特の香りがしてきますが、香りの元となっているのはアリシンという硫黄化合物です。
おろしにんにくいいにおいだから好き
— オフトゥソぐらし! (@dron_ww) 2017年7月17日
初めて食べる!砂肝のスタミナ焼き!にんにくー♡いいにおいー♡ pic.twitter.com/DKOFfVxWJP
— はせ (@Hase_the_origin) 2017年6月23日
寒さがしんしんの季節になりましたので一年ぶりのゆりちゃん鍋。にんにくのいいにおいです。いのうえさんラジオ聴きながら台所のすみっこでまるまっている私は幸せよ!
— あゆころ (@kinokoayu) 2017年11月23日
アリシンには次のような効果があると言われています。
- たんぱく質の消化促進
- 胃液の分泌を活発にする
- 抗血栓作用
- 抗酸化作用
- 抗菌
- 殺菌、解毒作用
- がん抑制効果
胃液の分泌が盛んになるということは栄養の吸収もよくなると考えられます。
にんにくにはビタミンB1も豊富に含まれており、アリシンと結合するとアリチアミンという物質になって、疲労回復や末梢神経を正常にする働きがあるそうです。
たんぱく質・脂質・糖質が体のエネルギー源であることは知られていますよね。
そんな、糖質の代謝に欠かせないのがビタミンB1。
ビタミンB1は貯蔵することができない上、使われなかった分は排出されてしまいますが、アリチアミンは排出されにくい性質を持っています。
アリシンとビタミンB1の相乗効果でインスリンの分泌を活発にするため糖尿病予防にもなるそうです。
アリシンの抗血栓作用や抗酸化作用は高血圧の改善や血圧低下に効果を発揮。
にんにくは健康のために積極的に摂りたい食品と言えそうですね。
活性酸素を除去する抗酸化作用が癌の予防に役立つことも注目されています。
健康維持に役立つにんにくも食べ過ぎには注意。
食べ過ぎると下痢や腹痛、めまいなどの症状が表れることも。
大人の一日の摂取量は生なら一片、加熱するなら三片、子供はその半分が目安です。
女性にうれしい美肌効果
疲労回復や生活習慣病の予防に役立つにんにくには美肌効果があり、にんにく注射を美容目的で受ける人も増えているとか。
肌の代謝に欠かせない栄養素も、ビタミンB1です。
美肌ビタミンとも言われているビタミンB1は熱に弱い性質を持っていますが、アリシンと結びつきアリチアミンとなると破壊されにくくなり吸収されやすくなります。
美容効果を上げたいなら生で食べるのがいちばんいいと言われるのはアリシンが熱に弱いのが理由のようです。
油を使うことでアリシンの破壊を防げるそうなので料理に積極的に取り入れましょう。
にんにくを食べるとニオイが気になからと食べるのを躊躇してしまいますよね。
にんにくのニオイを抑えると言われているのがポリフェノール。
ニンニク料理を食べたあと緑茶を飲んだり、チョコレートを食べるとニオイ対策になるようです。
ぜひ試してみてくださいね。
自宅でにんにくを栽培する方法
にんにくを手に入れる方法はスーパーマーケットが一般的ですが、自宅で栽培することも可能です。
プランターを使い特別な手入れも必要なく栽培できるので挑戦してみましょう。
にんにくの植え付けは秋。
寒い地域では早めの受付がいいようですが、関東より西の地域なら9月~10月が適しています。
用意するもの
- 種にんにく(ホームセンターや通販で購入可能)
- プランター
- 土
やり方
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プランターは深さ20cm程度のものを用意し、底石を敷いて水はけをよくする
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培養土に完熟たい肥を20~30%、ボカシ肥をひとつかみ程よく混ぜて用意
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種にんにくを房に分け芽が上になるように深さ5㎝程度、7~8㎝間隔で植えたら、
たっぷりと水をやり発芽するまでは日陰で管理しましょう
土が乾いたら水やりをすることと、寒さが厳しくなる前の11月頃と玉が育つ4月頃追肥をする以外は特に手入れの必要はありませんが、花が咲くと栄養を摂られてしまうので茎の途中から折るのがポイントです。
5月~6月の葉が半分枯れた頃が収穫時です。
芽にんにくや茎にんにくなら水栽培も可能です。
にんにくを房に分け濡らしたキッチンペーパーでくるんで発芽させたあと容器に敷いたパーライトに埋め、芽にんにくなら10日程度、茎にんにくなら20日程度で育ちます。
水を切らさないように管理してくださいね。
にんにくの臭いが気になる人に
仕事前や人と会う予定があるときはにんにく料理を控えるという人もいるようですが、にんにくの健康パワーを知れば毎日食べたいと思いますよね。
そんなときは便利なサプリメントを利用しましょう。
熟成にんにく卵黄
にんにく卵黄は南九州の伝統食。やわたの熟成にんにく卵黄は青森で育った福地ホワイト六片と、平飼いの鶏の有精卵を材料に作られたサプリメントです。
福地ホワイト六片は普通の白にんにくより栄養価が高いにんにくですが、30日間じっくり熟成させることで栄養価がさらにアップしています。
胃にもやさしく効率よく栄養を摂取することができるようになるそうです。
ソフトカプセルがそのまま胃に到達し、口の中に香りが残ることがありません。
気になる戻り臭もないと評判なので安心して毎日飲めそうです。
まとめ
- にんにくの香り成分アリシンにはさまざまな健康効果がある
- にんにくには肌の代謝を促進するビタミンB1が豊富に含まれており、美肌効果も期待できる
- プランターを使ってにんにくの栽培をすることができる
- にんにくの香りが気になる人は熟成にんにく卵黄で摂取するといい
にんにくの健康・美容効果や自宅でできる栽培方法などをまとめましたが参考になりましたか?
にんにくの香り成分アリシンには、疲労回復や生活習慣病予防、美肌効果などがあるようです。
糖の代謝や肌の新陳代謝に欠かせない栄養素、ビタミンB!が豊富に含まれており、アリシンと結びつくことで体内にとどまりやすくなります。
そんなからだにいいにんにくも量が過ぎると腹痛やめまいなどの副作用がでることもあるので食べ方には気をつけたいですね。
ニオイが気になるけど健康のために毎日摂りたい、という人にはサプリメントがおすすめです。