世の中には様々な病気があり、
中にはその病気についてほとんど知らないというものもあります。
そのひとつが、膠原病です。
理解されにくい病気である膠原病ですが、一体どういった病気なのでしょうか?
また、日射病と膠原病についてもご紹介していきます。
膠原病とは?
膠原病は、発見されてからまだ歴史が浅いためまだまだ研究段階の病気です。
そのため、その原因もはっきりとわかっているわけではないですし
病院によっては診断を誤ってしまうほど。
では、具体的に膠原病はどんな病気なのかについてご紹介します。
まず膠原病は、アレルギーの一種です。
さらに、花粉症のように鼻や目に症状が出るといったポイントがあるわけではなく、
膠原病はアレルギーによって出る様々な病気の総称なのです。
全身にアレルギーが出ている場合には、
全身性エリテマトーデスであったり、
関節でアレルギー症状が出た場合には慢性関節リウマチになったりするような病気なのです。
そして膠原病の場合には、
こういった病気を1つではなく2つ以上患っているというのが特徴でもあります。
膠原病は女性に多く見られるというのも特徴のひとつです。
膠原病は日射病に弱い?
膠原病の中には、関節リウマチなども含まれるため
冬に症状が悪化すると思われることもあります。
ですが、膠原病で注意しなければならないのは夏です。
特に日射病など夏の日差しや暑さによって起きる病気になることで症状が悪化してしまうのです。
そのメカニズムについてはしっかりとわかっていませんが、
膠原病の症状が改善に向かっていたのに日射病になったことで
膠原病の症状も悪化して、再度ステロイド剤での再治療が必要になってしまうこともあるのです。
東京レベルの日差し浴びると、日射病になったり肌がみずぶくれになったり日光で膠原病悪化したり発症したり、美肌以外にいろいろヤバイ人が結構いるですよ。ほんの数分でも。そういう人も高い割合でいること理解してほしいな。私も東北人で肌が薄く白く弱いので日光当たると真っ赤で火傷になるんですよ
— 時の坩堝 (@emanatio999) July 25, 2014
日射病が起きやすい時期は?
膠原病の症状を悪化させてしまう日射病。
日射病=真夏、と思っていることも多いですが実際に真夏にだけ注意すれば良いのでしょうか?
日射病は別名熱中症とも言いますが、
単に日差しをたくさん浴びただけで起きてしまうものではありません。
日射病は、長い時間高温多湿な環境にいることで起きるものなのです。
そのため、日本国内でも室内にいる老人や子供などが相次いで日射病を引き起こしていますよね。
つまり、日射病は高温多湿な環境がととのえばいつだって起きるのです。
8月の真夏の時期はもちろんですが、実は梅雨の時期にも注意が必要です。
梅雨の時期は真夏の時期ほど気温は高くありませんが、
人間の体自体も暑さに調整できていないため
梅雨の湿度と急な気温上昇によって日射病を起こしやすくなるのです。
なので、日射病は梅雨と真夏の時期において注意が必要なのです。
日射病の予防法
では、膠原病の症状を悪くしてしまうような日射病に対して
何か予防をすることはできるのでしょうか?
日射病予防法1 十分な水分補給
日射病を予防する上で大切なのが水分補給です。
といってもただ水を飲むだけではなく水分とともに塩分もとることが大切です。
なので、夏の水分補給にはミネラルウォーターではなくスポーツドリンクが効果的なのです。
運動をしていないから、という理由で水分補給をしない場合もありますが
夏は知らない間に体から水分が放出されているため、
ただ座っているだけという場合でも必ずこまめに水分補給を行うようにしましょう。
日射病予防2 紫外線対策
日差しを直接浴びないようにすることも大切です。
帽子や日傘、日焼け止めなどを併せて使うことで日射病になるリスクを下げることができます。
日射病予防3 アイテムを使う
冷えピタや冷却スプレーなど夏の時期が近づくと
体を冷やすためのアイテムもたくさん売り出されます。
体温が上がりすぎないようにする工夫をしましょう。
まとめ
膠原病の場合、見た目で膠原病とわかることはほとんどありません。
そのため、病気ということが理解されにくいですが
そういった人が日射病にかかってしまうと、
膠原病の症状が悪化してしまうことがあるからこそ
膠原病という病気についてある程度理解を持っているようにしましょう。
さらに、膠原病の人は特に日射病に注意をするようにしてくださいね。