寒くなって空気が乾燥して来ると静電気が起こり始めます。
何気なくドアノブや車のドアに触ったらビリッとしびれた
という経験は多くの人がしているのではないでしょうか。

そんな静電気で、やけどをする場合があるのだそうです。
まさかと思うかもしれませんが、
実際にやけどを負った人もいるので冬場は注意が必要です。

静電気の原因は

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静電気というのは摩擦などによってプラス、
マイナスどちらかに偏った電気が帯電している状態を指します。
基本的には動かない電気を静電気と呼ぶのです。

ですので、私達が静電気で感電した時には電気の移動が起こっているので、
電気は動いている状態となって、既に静電気ではなくなっているのです。
ただし、完全に放電しないままだととまた同じ条件で電気は帯電を続け、
静電気の状態で蓄積される事になります。

もちろんこの帯電は人体にのみ起こる訳ではなく、
むしろ帯電しやすい物と接触の機会が多い石油製品や毛髪などにこそ
多くの帯電が生じる事があり、それらが人間の身体への帯電となり、
それが放電される際には強い電圧を一気に放電する事になり、それが危険な事もあります。

とにかく帯電しやすい物質は摩擦が強くなりやすい乾燥した時期には
こまめに放電しておくのが良いでしょう。

実際に静電気でやけどをするのか?

静電気でやけどをするかどうかという事はその電圧によって変わるとの事です。
つまり溜まった電気の電圧が高くなれば高くなるほどやけどの可能性が高まるのです。


https://twitter.com/fumi0x0/status/653572296498548736
こんな風に実際に静電気でやけどを負う人は一定数いるのです。
では、このようなやけどを避ける為にはどうしたら良いのでしょうか。
一番良い方法は、帯電していそうな物質に触らない事ですが、
それも難しい場合もあるでしょう。

逆に放電しそうな物質に触らない事も難しいかもしれません。
車の取っ手やドアのノブなど、触らないと車に乗ったり部屋に入ったりが出来なくなってしまいます。
その為次作として、先に放電させるという方法があります。

静電気防止グッズの多くがこの考え方を元に作られています。
手で触れる前に小さな金属の棒などで触れておけば電圧も下がってまず安全となります。

おしゃれにも差し支えのないものであれば、身につけやすいですね。

また、帯電現象は自分自身、人間の身体でも起きるので、
こまめに放電すると良いでしょう。

静電気は不導体や絶縁体によって作られる

静電気は電気なのでなんとなく伝導体の間でのみやり取りされるような気がしますが、
実は一番静電気を帯電させやすいのは不導体や絶縁体です。

伝導体は電気の流れがある為、帯電状態が解消しやすいのですが、
不導体や絶縁体は電気が流れないので一度静電気が帯電すると解消されにくくなってしまいます。

しかし、静電気で放電現象が起きるのは主に伝導体ですよね。
金属に触れて火花が発生し「イタッ!」となる訳です。

この理由も簡単で、不導体や絶縁体はそもそも電気が流れないので
実際に接触するまで電荷の移動はありません。
静電気で電気が流れるのは、つまりお互いが伝導体であるからです。

また、人体の場合、ある程度は体内に電気が溜まる事もあるようです。
摩擦によってプラスに傾いた人体は、
帯電していなくても伝導物質に近付くとマイナスの電子を奪います。
この時感電してしまうという訳です。

つまり静電気を溜めるのは洋服や髪の毛などの乾いた摩擦の多い物体で、
その物質と接触している人体はその静電気の足りない電子を奪われます。
その結果、人体は静電気体となってしまう訳です。

危険な静電気

静電気で問題となるのは放電現象です。
人体にやけどをもたらすほどの火力がある事もあるこの火花は、時に大事故につながります。


これが実際に静電気による事故かどうかは分かりませんが、
「あり得る」と考えられているのはわかりますね。

つまり引火物の近くで静電気による火花が発生する事は危険なのです。
セルフのガソリンスタンドには静電気を解消するゴム板のような物が貼られていますが、
実際に何かが変わった実感が無くても安全の為に触って解消しておきましょう。

特に家庭でストーブなどに灯油を使っているご家族なども注意が必要です。
乾燥した時期にも静電気に悩まされないように上手に付き合いたいものですね。