今年もつらい花粉症の時期がやってきましたが実はスギ花粉を患っていながらも
杉や檜などの天然無垢の木材を使った家に憧れて
本当はいつか住んでみたいそう思っている方は意外に多いのです。

住みたい、けど杉花粉症だし…
今回はそんな”はざま”で悩んでいる方にスギ花粉症の人は木材を使った家に住めるのかをご説明します。

スギ花粉症の人はスギの木材は大丈夫なの?

そもそも花粉症とは「花粉」が原因となってアレルギー反応を起こしてしまうことですね。

スギ花粉症の場合も同様で、「スギの花粉」に反応して
ティッシュがゴミ箱から溢れるほど鼻水が出たり目が真っ赤に充血したり、喉が痒くなったりするのです。

ということは、スギ花粉症はスギの花粉に反応する訳ですから
花粉がでない木材はスギ花粉症には直接関係がないはずです!


つまり、
スギ花粉症の人はスギを使った家にアレルギー反応を起こすことなく住むことができる!
と言えるのです。

実際、杉花粉症をお持ちの方でも杉の木材を使った家に住み、
アレルギー反応が全くでないという方も沢山いらっしゃいます。

ただ、その一方で注意していただきたいのが
この逆のパターンの方もまた、存在するということです。

天然素材の杉や檜の無垢材だからアレルギーはでない!は間違い

非常にまれなケースではありますが花粉に反応はしないけれども
木材そのものにアレルギー反応を起こしてしてまう木材アレルギーなるものが存在します。

ですから、木材アレルギーの方がどんなに素晴らしい天然の杉や檜の無垢材を使用したところで
悲しいかな、アレルギー反応がでてしまうのです。

しかし、ここでのポイントは木材アレルギーの人が全ての木材に反応するのか?
と言ったら必ずしもそうではない!というところです。

多くのアレルギーに共通することですが、例えば食べ物一つとっても
牛乳にアレルギー反応する人、
ピーナッツで反応する人、
バナナマンゴーなどのフルーツにアレルギーを持っている人もいます。

つまりは、特定の木にだけアレルギー反応してしまうということ。
だから、同じ木材であっても杉には反応するけれど桜には反応しない、
檜には反応するけれどどんぐりには反応しないなど人それぞれパターンがあります。

ですから、病院で検査をして自分がどの木材にアレルギー反応するのかを
事前に知っておくことができればアレルギー反応しない木材を選ぶことができるのです。

一般的に、自然素材の無垢材にはアレルギー症状はでないと言われてはいますが
長い時間を大切な家族と過ごす住まいや家具です。

それが自分にもあてはまるのかそれともあてはまらないのかしっかり調査し
わからないことは工務店や病院で相談してみる、
使いたい木材のサンプルをとりよせてみる、
など時間をかけてあなたにぴったりあった木材を選びたいものですね。

木材の他にアレルギーの要因となりえるものは?

では、家を新築したり、リフォーム・増改築の際、木材だけに気をつければアレルギーは起きないのか?
と言えばそんな訳ではありませんね。

例えば
足元に使う素材を畳にするのか、はたまた埃がたまりずらいフローリングにするのか、
壁に使う素材を何にするかでもアレルギー反応は全く違ったものになってきます。

例として室内の広い部分を占める壁を考えてみましょう。

壁紙に多く使用されているものにビニールクロスがあります。
このビニールクロスに使われる可塑剤(かそざい)難燃剤、防カビ剤、
着色剤、安定剤などの薬剤アレルギーを起こす原因になる場合もあります。

そんな時は、壁の素材自体を変えてみるもしくは薬剤の影響が少ない紙素材布素材を選ぶこともできますね。

そこで今注目されているのが薬剤使用の量が少ないとされる塗り壁の珪藻土(けいそうど)と漆喰です。

珪藻土
海底の植物性プランクトンが化石になったものが原料
漆喰
消石灰が主な原料

どちらも自然素材ではありますが自然素材だから大丈夫!と安心するのではなく
自分で調べて、納得してから購入することが大切です。

花粉症についてはこちらの記事もご参考に!

防腐剤、接着剤、塗装剤などにも注意が必要

最近よくシックハウス症候群という言葉を耳にしますよね。

シックハウスは病気の家という意味で、
シックハウス症候群は建材や家具に含まれる有害物質が、部屋の空気を汚染し
室内にいる人が汚染された空気を吸い込んで頭痛、めまい、吐き気など
花粉症に似た症状を起こすアレルギーの一つです。

空気を汚染する原因としては

  • 壁に壁紙を貼るための接着剤
  • 木材の腐りを防ぐ防腐剤
  • カビの繁殖を抑える防カビ剤
  • 複層フローリングに使用されている接着剤
  • 家具や壁に使われる塗装剤
  • 畳の染土や防虫剤

などがあります。

これらの有害ガス揮発し部屋の空気を汚染します。
特に最近の機密性の高い住居ではこの汚染された空気がきれいな空気と入れ替わることもなく滞り
湿気結露、カビなどの原因となりさらにアレルギーを引き起こすという悪循環を招いています。

このように木材や建材の他にもアレルギーの原因となりうるものは数多くあります。
メインの素材と合わせて接着剤や防腐剤などにも気を配ることはとても大切なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
アレルギーを持っていない方に比べると、調べるべきことが多く少し手間はかかりますが
杉花粉症をお持ちの方でも、木材を使った家に住むことはできます。

ただ、自然素材を使ったものが全て安全だということではないですし
人体に有害だと言われているホルムアルデヒドアセトアルデヒドなどが使用されていないから
アレルギー反応がでないということでもないのです。

あなたやあなたの家族にはどの木材があっているのか、
壁には何の素材を選ぶのか無着色の畳を選ぶのか、それともフローリングにするのか
あなたがチョイスできることは沢山あります。
家族みんなで楽しみながら未来の家について考えてみてくださいね。


こちらも参考にしていただけたらと思います。