日本でもクリスマスは盛大にする習慣が当たり前になりましたが、欧米ではそれ以上に
力を入れていることがほとんどです。
キリスト教を信仰するイギリスももちろん同様で、古くからクリスマスは特別な1日になっています。

そんなイギリスではクリスマスをどのように過ごすのでしょうか?
また、どんなディナーを楽しんでいるのでしょうか?

イギリスにおけるクリスマス

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そもそもクリスマスがどういう日がご存知ですか?
クリスマスは英語で書くと、Christmasです。
これは2つの言葉から出来ていて、Christ=キリスト、mass=ミサという言葉にわけられています。

直訳すると”キリストの誕生日”ということになりますね。
これが本当の誕生日かどうかははっきりとされてませんが、キリスト教においては、

キリスト教の神でもあるイエス・キリストが約2000年前に生まれた日だとされているのです。
そのため、キリスト教を信仰する国ではクリスマスへは宗教的な意味合いも強く、

日本でいうクリスマスとは少し違った意味があります。
もちろん、キリスト教を昔から信仰しているイギリスではこのクリスマスという日を盛大に過ごすのです。
ちなみに、12月24日をクリスマスイブと言いますが、イブとは前夜という意味があり、

イエス・キリストが生まれる前夜という意味でクリスマスイブと言われているんですよ。

イギリスでのクリスマスの過ごし方

では、クリスマスという日を大切な日だと捉えているイギリスでは、
クリスマスはどのように過ごすのでしょうか?
日本ではクリスマスに関するグッズなどは大体11月に入るぐらいから売り出され
はじめますが、イギリスではそれよりも早く10月から売り出され、
イギリスではすでに10月からクリスマスに向けての準備が始まるのです。

そして、12月に入るとアドベントカレンダーというものでクリスマスまでの日を待つという習慣もあります。
アドベントカレンダーとは、1~25までの窓があり、
毎日1つ窓を開けていくとちょうど12月25日になるというもの。

窓の中には、おもちゃやお菓子
が入っていて、イギリスの子供の中では当たり前の習慣になっています。

また、家の中の飾りつけはもちろんのこと、イギリスの街中でクリスマスイルミネーションが飾られ、
イルミネーションのイベントも多々行われます。
さらに、イギリスでは日本の年賀状のように色々な人へ
クリスマスカードを送る習慣もあるので、12月になるクリスマスカードの準備にも追われます。
クリスマスイブには、イギリス中の人が買い物に出ているんではないか、
と思われるほどクリスマスに向けたショッピングをして、
クリスマスの1日は家族や親戚、友人などと

一緒にクリスマスの日を過ごします。
日本ではクリスマスの夜をお祝いすることが多いですが、
クリスマスランチという言葉があるほどお昼からクリスマスの日をお祝いするのが習慣なのです。

この日、イギリスのお店はほとんどお休み。
もちろん学校などもお休みです。

それぐらい、国民全員がクリスマスという1日を大事にしているのです。

イギリスのクリスマスディナーはどんなものを食べる?

では、そんな盛大なクリスマスの日。
イギリスのディナーではどんなものを食べるのでしょうか?
イギリスのクリスマスディナーのメインで食べるものといえば、七面鳥です。

日本ではなかなか手に入れることも難しい七面鳥ですが、イギリスではごく当たり前
に売られているもののため、一般家庭で当たり前に食べられるものです。
メインが七面鳥のため、前菜は簡単なもので野菜スープにメルバトーストぐらい。
七面鳥にプラスして、香辛料などで味付けされたハムやソーセージを自宅で作り、
それを七面鳥に添えるのがイギリスディナーのメイン料理です。

そして、欠かせないのがスタッフィン。
七面鳥の中に、ハーブ類や玉ねぎをパン粉で
和えたものを詰め合わせるのが一般的です。

そのほか、マッシュポテト・芽キャベツ・ニンジンが付け合わせの野菜も一緒に食べます。
デザートには、クリスマスプディングや用意されます。
これもクリスマスには欠かせないメニューです。

プディングといっても日本で食べるようなプディングではなく、レモンやみかんの皮、
干したフルーツに小麦粉、バター、ブランデーと黒砂糖を入れて作ります。
プディングは冷やして食べるイメージがありますが、クリスマスプディングは、
温かい状態にしてさらにホットブランデーとクリームブランデーソースを
かけて食べる特別なデザートです。

クリスマスケーキも用意されますが、日本のようなケーキではなくドライフルーツと
アルコールが入っていて、上からアイシングたたっぷりとかけられた重めのケーキを
食べるのが一般的です。

イギリスのクリスマスディナーレシピ

日本でもイギリス気分を、ということでイギリスのクリスマスに食べられるクリスマス
ディナーのレシピをいくつかご紹介します。

レシピ1 ローストターキー(七面鳥)
<材料>

  • 七面鳥 1羽
  • ニンニク 1個分すりおろす
  • オリーブオイル 100㏄
  • 玉ねぎ(すりおろし) 1/2カップ
  • 岩塩 大さじ2
  • 粒胡椒 小さじ2

スタッフィン

  • セロリ 2束
  • 玉ねぎ 1個
  • 人参 2本
  • ジャガイモ 1個
  • マッシュルーム 8個
  • デイツ 2個
  • 栗の渋皮煮 6個
  • 七面鳥の砂肝・心臓 七面鳥から取り出した分
  • 好きなパン スライス2枚分
  • 塩 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ2
  • ニンニク 1かけ
  • クランベリー 1カップ
  • レモン 2個
  • クズ野菜 適宜
  • タコ糸 50センチ+持ち上げる分

作り方

  1. スタッフィンの野菜や肉などを細かく刻みます。
    砂肝、心臓は7ミリ角ぐらいに、
    野菜は1ミリ角ぐらいにします。
  2. スタッフィンのオリーブオイルをフライパンに入れて、ニンニクを香りがでるまで
    炒めます。
    香りが出たら、砂肝と心臓を炒めて火が通ったら、野菜類も炒めます。
    ある程度火が通ったら、岩塩を入れて味をつけます。
  3. 2を火からおろしたら、パン・デイツ・栗の渋皮煮・クランベリーを入れて、
    全体を混ぜ合わせたら冷めるまでおいておきます。
  4. スタッフィンを冷ましている間、七面鳥の空洞になったお腹の中を冷水で洗います。
    中だけではなく外もしっかりと洗います。
  5. 洗った七面鳥をペーパータオルで水分をふきとるようにします。
    もちろん中も。
  6. オーブンの天板にクッキングシートをしき、その上に野菜の皮や余ったくず部分をのせて七面鳥ものせます。
  7. 天板にのせた七面鳥に、おろしにんにく・すりおろし玉ねぎ・オリーブオイル・塩胡椒
    レモン汁1個分をあわせて、それを外側、内側にまんべんなく擦り付けます。
  8. 七面鳥にタコ糸を結び付けて、焼いた後に移しやすいようにしておく。
  9. お腹の空洞にスタッフィンをつめこむ。
  10. スタッフィンがはみださないように、足とお尻の突起を縛っておく。
  11. 170度のオーブンで2~3時間焼いて、その後190度まで温度を上げて1~2時間焼く。
  12. はじめの1時間半はそのまま焼いて、その後は30分おきにハケを使って皮にかける。
  13. ディナーの30分前には終わっているようにして、30分はそのままにしておく。
  14. 糸をもってお皿にうつしたら、糸を外す。
  15. レモンやその他トマトやレタスなどと一緒に飾って完成。

レシピ2 クリスマスプディング
<材料>

  • カレンツ 150g
  • レーズン 150g
  • サルタナ 100g
  • パン粉 170g
  • 牛脂 150g(ない場合は、バターでも)
  • レモンピール 55g
  • オレンジピール 55g
  • 三温糖 110g
  • ナツメグ 小さじ1/2
  • シナモン 小さじ1/2
  • 卵 4個
  • 牛乳 50㏄
  • ブランデー 60㏄
  • ラム酒 60㏄

作り方

  1. 牛脂、オレンジ―ピール、レモンピールは細かく刻んでおきます。
  2. 牛脂に三温糖を加えて混ぜたら残りの材料もいれて1日寝かしておきます。
  3. 型にバターを塗っておき、その中に1日寝かした材料を入れます。
    アルミホイルをかぶせたら蒸し器で5~6時間蒸します。
    ポイントは弱火でゆっくりとです。
  4. 蒸し終わったら器に出して、ブランデーを少し温めた状態でプディングにかけたら、
    火を点けて完成。
  5. さらにブランデークリームを添えたら完成です。
    (アイスクリームでも可)

まとめ

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いかがでしたか?
日本でもクリスマスは特別な日ですが、宗教的にもそれ以上に意味があるのがイギリスでのクリスマスです。
そのため、食べるものにもクリスマスだからこそのものを食べる習慣があります。
最近では、ネットで色々なものを購入できるようになり、
七面鳥をはじめ日本では手に入らないようなものも手軽に購入できるようになりました。

なので、今年はイギリス風クリスマスディナーを楽しんでみるのもおすすめですよ。